HDL-Z4WS の QNAP化 (修正版) [QNAP]
IO DATAのLAN-DISK(HDL-Z4WS) のQNAP化に成功したので備忘。
HDL-Z4WSはQNAPのOEMであり、TS-659 Proのファームを入れてQNAP化できる。
試したのは、HDL-Z4WS4.0AとHDL-Z4WS4.0V。基本的に同じハードウェアだと思うが、
Vのほうは、ファームを書き込んだ後、なぜかBootできなかった(fdisk aで解決)。
(注意点)
・TS-659 Pro はHDD6台入るが、HDL-ZW4Sは4台。QNAP化した際2台未実装の表示となる。
(ディスク1,2が未実装)。しかも、実装の認識順がHDL-Zと逆順。
4スロット用(TS-459)のファームを入れると、4台のHDDのうち、2台が未実装になるので、
TS-659 Pro用を入れる。
・TS-659 Pro は冷却用FANが2つだが、HDL-ZW4Sは1つ。QNAP化した際、FAN2の障害を検出。
以下が、準備するものと作業の概要。
1.準備するもの
(1) ハードウェア
① IO DATAのLAN-DISK(HDL-Z4WS) ×1台
② USB-DOM (ATP製のAF8GSMGH-JP2で無事成功。容量は8GB) ×1個
※NASを分解して、基板上に装着しておく。
③ USBメモリ 8GB以上 ×1個
④ Windows PC ×1台
①はQNAP化するLAN-DISK本体
②はQNAPにあってLAN-DISKにないもの(QNAPのファーム(OS)を入れるディスク)
③は①に刺してBootし、QNAPのファームウエア(OS)をddする作業に使用
④はソフトウェアのダウンロードとClonezilla Boot用のUSBメモリ作成に使用
USB-DOM
(2) ソフトウェア
各ソフトは最新の別のバージョンでも大丈夫だと思います。
⑤ Rufus:Boot可能な⑥のISOイメージをUSBメモリ(③)に書込むのに使用
= "ufus-3.15p.exe"
⑥ Clonezilla:ddでファームをDOM(②)に書込むのに使用
= "clonezilla-live-1.2.11-23-i486.iso”
※ Clonezilla でなくても 他のUSBブートするLinuxで可
⑦ QNAP TS-659 Proのファームのフルイメージ:
= "F_TS-659_20110609-1.1.4.img"
⑧ QNAPの最新ファーム:=”TS-659_20210327-4.2.6.img”
⑨ Qfinder Pro:ファームの更新などができるQNAPの管理ツール
2.作業
(0) ① IO DATAのLAN-DISK(HDL-Z4WS) を分解(ケースを開け)し、
USB-DOM (②) を挿す。
何かあったときのために、以下の作業がある程度終わるまで、
ケースは閉めずにおくのがよろしいかと。
(1) PC(④) で⑤~⑨のファイルをダウンロードする。
(2) Rufus(⑤) を PC(④)のローカルディスクに解凍・保存する。
(3) Clonezilla(⑥)をPC(④)のローカルディスクに保存する。
(4) ファーム(⑦、⑧)をPC(④)のローカルディスクに保存する。
(5) Qfinder Pro(⑨) をPC(④)へインストール
(6) RufusでClonezillaのisoをUSBメモリ(③)に展開する。
(7) ファーム(⑦、⑧)を④のUSBメモリ(③)に保存する。
(8) LAN-DISK(①)のHDD トレイは抜いておく。※ fdisk でややこしくならないため
USBメモリ(③)をLAN-DISK(①)に刺し、VGA、キーボードも付け、
電源を入れ(Boot)、コマンド入力できるようメニューを以下のように選択し準備する。
GRUBメニュー一番上→日本語→keymapは日本語用を選択→コマンドプロンプト
(9) Disk の Device を確認する。
(10) QNAP TS-659 Proのファームのフルイメージ(⑦)の書き込み
(11) QNAP TS-659 Proのファームのを最新版(⑧)に更新
(10)でddしたファームでBoot.。
Boot しないときは、fdisk で 2番目のPartition を a にする。
(12) Reboot後、LAN-DISK(①)のHDDトレイを戻し、USBメモリ(③)を抜く。
(13) PC(④)の Qfinder Pro で 該当NASを見つけて再セットアップ。
(14) 再セットアップが終わればQNAP化は完了。以下は完了後のfdisk。
sdxがUSB-DOM。2番目のPartition に * 有。
私の場合、ファーム(⑦)を書き込んだ後、なぜかBootできず、
うまくいった事例と比較すると、2番目のPartitionに * がなかった。
fdisk a で修正すると、Bootできるようになった。
HDL-Z4WSはQNAPのOEMであり、TS-659 Proのファームを入れてQNAP化できる。
試したのは、HDL-Z4WS4.0AとHDL-Z4WS4.0V。基本的に同じハードウェアだと思うが、
Vのほうは、ファームを書き込んだ後、なぜかBootできなかった(fdisk aで解決)。
(注意点)
・TS-659 Pro はHDD6台入るが、HDL-ZW4Sは4台。QNAP化した際2台未実装の表示となる。
(ディスク1,2が未実装)。しかも、実装の認識順がHDL-Zと逆順。
4スロット用(TS-459)のファームを入れると、4台のHDDのうち、2台が未実装になるので、
TS-659 Pro用を入れる。
・TS-659 Pro は冷却用FANが2つだが、HDL-ZW4Sは1つ。QNAP化した際、FAN2の障害を検出。
以下が、準備するものと作業の概要。
1.準備するもの
(1) ハードウェア
① IO DATAのLAN-DISK(HDL-Z4WS) ×1台
② USB-DOM (ATP製のAF8GSMGH-JP2で無事成功。容量は8GB) ×1個
※NASを分解して、基板上に装着しておく。
③ USBメモリ 8GB以上 ×1個
④ Windows PC ×1台
①はQNAP化するLAN-DISK本体
②はQNAPにあってLAN-DISKにないもの(QNAPのファーム(OS)を入れるディスク)
③は①に刺してBootし、QNAPのファームウエア(OS)をddする作業に使用
④はソフトウェアのダウンロードとClonezilla Boot用のUSBメモリ作成に使用
USB-DOM
(2) ソフトウェア
各ソフトは最新の別のバージョンでも大丈夫だと思います。
⑤ Rufus:Boot可能な⑥のISOイメージをUSBメモリ(③)に書込むのに使用
= "ufus-3.15p.exe"
⑥ Clonezilla:ddでファームをDOM(②)に書込むのに使用
= "clonezilla-live-1.2.11-23-i486.iso”
※ Clonezilla でなくても 他のUSBブートするLinuxで可
⑦ QNAP TS-659 Proのファームのフルイメージ:
= "F_TS-659_20110609-1.1.4.img"
⑧ QNAPの最新ファーム:=”TS-659_20210327-4.2.6.img”
⑨ Qfinder Pro:ファームの更新などができるQNAPの管理ツール
2.作業
(0) ① IO DATAのLAN-DISK(HDL-Z4WS) を分解(ケースを開け)し、
USB-DOM (②) を挿す。
何かあったときのために、以下の作業がある程度終わるまで、
ケースは閉めずにおくのがよろしいかと。
(1) PC(④) で⑤~⑨のファイルをダウンロードする。
(2) Rufus(⑤) を PC(④)のローカルディスクに解凍・保存する。
(3) Clonezilla(⑥)をPC(④)のローカルディスクに保存する。
(4) ファーム(⑦、⑧)をPC(④)のローカルディスクに保存する。
(5) Qfinder Pro(⑨) をPC(④)へインストール
(6) RufusでClonezillaのisoをUSBメモリ(③)に展開する。
(7) ファーム(⑦、⑧)を④のUSBメモリ(③)に保存する。
(8) LAN-DISK(①)のHDD トレイは抜いておく。※ fdisk でややこしくならないため
USBメモリ(③)をLAN-DISK(①)に刺し、VGA、キーボードも付け、
電源を入れ(Boot)、コマンド入力できるようメニューを以下のように選択し準備する。
GRUBメニュー一番上→日本語→keymapは日本語用を選択→コマンドプロンプト
(9) Disk の Device を確認する。
(10) QNAP TS-659 Proのファームのフルイメージ(⑦)の書き込み
(11) QNAP TS-659 Proのファームのを最新版(⑧)に更新
(10)でddしたファームでBoot.。
Boot しないときは、fdisk で 2番目のPartition を a にする。
(12) Reboot後、LAN-DISK(①)のHDDトレイを戻し、USBメモリ(③)を抜く。
(13) PC(④)の Qfinder Pro で 該当NASを見つけて再セットアップ。
(14) 再セットアップが終わればQNAP化は完了。以下は完了後のfdisk。
sdxがUSB-DOM。2番目のPartition に * 有。
私の場合、ファーム(⑦)を書き込んだ後、なぜかBootできず、
うまくいった事例と比較すると、2番目のPartitionに * がなかった。
fdisk a で修正すると、Bootできるようになった。
こちらの内容を参照して無事にQNAP化できました。
ありがとうございます。
by いし。 (2021-12-09 17:53)
4スロットのNASをQNAP化されるのであれば
TS-469Proのフアームウエア(テスト版)を焼いた方が表示等が4スロット対応となるのでは無いでしょうか
by OGATA (2024-01-08 23:41)
文末が乱れ申し訳ございません
by OGATA (2024-01-08 23:45)
OGATAさま
ありがとうございます。
TS-469Proのフアームウエア(テスト版)での対応については知りませんでした。今度試してみたいと思います。
by esprit (2024-01-15 22:19)